産後の不調を根本から解消！身体の芯から温まる秘密の方法

2023.08.14

最終更新日：2024年5月20日

「免疫力が低下して、疲れやすくなった！」

「肩こり・反り腰がつらい！」

「仕事復帰までに体調が戻らなかったらどうしよう、、」

新しい命の誕生に喜びを感じつつも、このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

産後、身体の変化に悩む女性は少なくありません。

妊娠・出産は身体が大きく変化し、エネルギーのかかるもの。

そのため、産後のママの心と身体のケアはとても大切です！

産後のケアとしてよく知られているのは、骨盤矯正や整体、マッサージなど身体をほぐし歪みを整えるものが多いですね。

実は、産後は温活がとっても大事なんです！

温めることであらゆる不調が解消されるだけでなく、自然治癒力が発揮できる身体へと整えることができます。

韓国やタイでは、産後ケアとしてよもぎ蒸しやユーファイなど、しっかり身体を温める伝統的な方法があるほど！日本ではまだまだ産後ケアとして温活が知られていないですが、不調を解消するためには温めることが一番！

この記事では、今までにないとっておきの産後ケア！「海水温熱」をご紹介します。

1. 産後の体調変化

産後、女性はこれまでには経験したことのない様々な体調の変化を経験します。

●冷え

産後は、筋力の低下やホルモンバランスの変化により、通常よりも身体が冷えやすくなります。筋肉は身体を温める重要な役割を持つため、筋力の低下は冷えを引き起こす原因に。また、ホルモンバランスや生活リズムの変化により自律神経が乱れることで、体温調節がうまく機能しなくなるため、冷えやすくなります。

●腰痛や肩こり

妊娠中の体重増加や筋肉量の低下、出産時の骨盤の開きや、胎児の重さによる骨盤の前傾等により腰痛で悩む人が多いです。赤ちゃんを抱っこしたり、抱っこしたまま授乳したりする姿勢が、肩や首周りの筋肉に負担をかけます。肩や首周りの血行が悪くなることで、筋肉がかたくなり、ひどいこりに悩む人が多いです。

●ホルモンバランスの変化

出産とともに、体内のホルモンバランスが大きく変わります。特に、産後はエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンが急激に減少。それにより、自律神経のバランスが乱れやすくなります。ホルモンバランスと自律神経は深く関連しており、一方が乱れると他方も影響を受けます。産後うつの要因でもあります。

●自律神経の乱れ

ホルモンバランスの変化や睡眠不足により自律神経が乱れます。

これらの不調を改善すべく、まずは骨盤矯正や整体に通う人が多いのではないでしょうか。

開いた骨盤が元の位置に戻らないと、腰痛や骨盤周りの不調、さらには全身のバランスの乱れにつながるため、もちろん骨盤矯正は大切です。

しかし、骨盤矯正を行えば不調が解消されるわけではありません。

骨盤が正しい状態に戻ったとしても、冷えている状態が続けば続くほど、不調が長引きます。

そのため「温活」も同じくらい重要なんです。身体の土台である骨盤の位置を正常な状態に戻すことで、緊張がほぐれ、血流が改善されることは期待されますが、それだけでは不十分！

では、なぜ温活が大切なのか詳しく見ていきましょう。

2. 温活が大切な理由

産後、温めることが重要な理由は、「冷え」が身体の健康だけでなく、回復プロセスにも影響を与えるから。冷えは、自律神経の乱れや免疫力・代謝の低下、肩こり・腰痛、回復の遅れ、気分の落ち込みなど様々な不調を引き起こします。

●血行の悪化

冷えは血行を悪くします。身体が冷えている状態だと、血液の流れが滞りやすくなり、必要な栄養や酸素が身体の隅々に行き届かなくなります。

●新陳代謝の低下

体温が下がると新陳代謝が低下し、体内の老廃物が排出されにくくなります。これが続くと、体調不良やむくみ、疲れやすさなどの症状が現れます。

●自律神経の乱れ

冷えは自律神経のバランスを乱します。特に産後はホルモンバランスの変化や生活リズムの変動など、自律神経が乱れやすい状態となっているので、冷えによる影響も大きくなりやすいです。

●筋肉や関節のこわばり

身体が冷えると、筋肉は縮み、関節も固くなります。これが続くと、腰痛や肩こりなどの筋肉・関節の不調が生じる可能性があります。

●身体の回復の遅れ

冷えが原因で、上記のような不調が出ると身体の回復が遅れます。

身体の歪みを整えるだけでなく、「冷え」を撃退することで、産後の不調をしっかり改善し回復も早くなります。

海外でも「温活」は重要視されており、産後ケアとして、体を温めることを習慣としている国が多数。いくつか海外の温活事情をご紹介します。

3. 海外の産後の温活について

●韓国の「よもぎ蒸し」

韓国では、「産後の肥立ちによもぎ蒸し」と古くから言われています。今では女性の健康や美容のための民間療法として日本でもよく知られていますね。よもぎや他のハーブを熱してその蒸気を当てることで、体の中からデトックスしたり、妊娠という大仕事をした子宮の血行を良くしたりするとされています。

●タイの「ユーファイ」

ユーファイは伝統的な習慣で、出産後の回復をサポートするために古くから行われています。身体をしっかり温めることで、子宮や身体の回復を早めるそう。施術の一つに、ソルトポットやハーブサウナなどの温活が含まれています。ソルトポットは、塩を壺の中に入れて温め、ハーブと一緒に布で包みます。これを使って身体を温めていきます。ハーブサウナは、よもぎ蒸しに似ていて、様々な種類のハーブを煮出して蒸気を発生させ、蒸気を浴びることで身体を温めます。ユーファイは1日だけではなく、連続して受けることで身体の回復が早まると言われています。

海外でも産後ケアとして伝統的な温活があるように、産後にしっかり温めることがとても大切です。

そこで、おすすめしたいのが海水温熱！

では、海水温熱とはどういうもので、なぜ産後におすすめなのかご説明します。